犬猫の防水スプレー中毒とは。
2016年01月20日
「犬や猫の防水スプレーによる中毒とは」
本格的な寒さが訪れました。明日朝方には雪が降るようです。
いよいよウィンタースポーツが盛んな時期になりますね。
靴や鞄などに防水効果を持たせるための「防水スプレー」非常に便利です。
水分を撥水することにより品質・機能を維持できます。
防水スプレー(イメージです)
しかし、防水スプレーは使い方によっては非常に危険であることを知っておいてください!
防水スプレーが発売された当初はその便利さからたくさんの人が利用しました。
一方で1992年から1994年にかけて急性中毒が非常に多く発生しました。
現在はより低毒性の改良が加えられた製品が使用されていますが、それでも中毒が発生しいるようです。
同じように動物でも防水スプレー中毒は確認されています。
人間と同じようにスプレーの内容を吸引してしまうことにより中毒は発生します。
わかりやすい症状として、元気や食欲が無くなったり呼吸がおかしくなって気づかれることが多いようです。
時期的にインフルエンザや風邪と勘違いされることも多く、来院までに時間が経過していることも珍しくありません。
長くなりそうなので症状・毒性・治療に関しては次回にします。
夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。