犬の副腎皮質機能亢進症とは① (クッシング症候群)
2013年06月20日
立て続けに副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)のワンちゃんを診断しました。
不思議なこともある物です。
さて、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)とは・・・・この病気を簡単に説明するならば、
「グルココルチロイドの過剰な状態により、様々な症状が発現する病気」です。
グルココルチロイドとはステロイドの一種と考えても良いでしょう。
「ステロイド」という言葉に敏感な方多いと思いますが、決して悪い物ではありません。
何故ならば、僕たちの体の中でも作られている物ですからね。
適切な量で適切な期間用いられれば正しい効果を示します。
<症状>
いろいろあります。全てが当てはまるわけではありません。
やたらとハァハァしている。多飲多尿。毛が薄くなる(特に腰回り)。お腹がぽっこり出てくる。活動性が落ちてきた。皮膚病になっている。等があります。
<検査>
超音波診断、血液検査、ホルモン濃度測定等で診断をします。
次回は病態、原因、治療等をもう少し詳しく説明します。
夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。
投稿 渡邉将道