猫アレルギーの仕組み解明か!(実は犬猫アレルギー獣医です)
2013年07月27日
前回のブログ「平滑筋腫」の続きは次回にさせてください。
なぜなら、今日のY!ニュースで「ネコアレルギーの仕組み解明か」という記事があったからです。
実は、僕イヌ・ネコアレルギーなんです。
この事実は獣医師になってから判明してしまいました。
まぁわかっていても獣医にはなっていると思いますが。
意外といるみたいです。飼い主様との話のつかみにはもってこいの話題なんですが・・・。
最初は花粉症がひどいだけかな?と思っていました。
耳鼻科でアレルギー検査勧められたので、検査してみたらバリバリ高い値をマークしていました。
耳鼻科の先生も苦笑いでしたね。
だから、春先でもないのに院内では年中マスクしています。
さてさて戻りまして、Y!ニュースの内容は「ネコの唾液に含まれるFel d 1というタンパク質がグルーミングによって体全体に付着し、バクテリアと接触することにより人間にアレルギー反応を引き起こされる可能性がある。」とのこと。
実は唾液が関連していたとは・・・。これはネコちゃんの習性をよく観察している研究者がいるはずです。ふつうは唾液という発想はでてきません。きっと相当のネコ好き研究者だったと勝手に想像します。
是非とも解明して頂き新しい治療に繋がると良いと思っています。期待したいです!!!
画像は新しい家族を待っているネコちゃんです。詳しくはコチラ
<参考文献>
Jurgen Herre . Allergens as Immunomodulatory Proteins: The Cat Dander Protein Fel d 1 Enhances TLR Activation by Lipid LigandsJ Immunol 1300284; published ahead of printJuly 22, 2013,
夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。
著者 渡邉将道