猫の毛球症とグルーミングの関係。
2013年08月16日
お盆期間中にペットホテルで滞在しているネコちゃんのお話です。
来院時から元気は良いのだけれど、ご飯の食べがいまいち。
原因は異なる環境によるストレスかな?と考えていました。
便が出てきてびっくりです。便のように見えて全部「毛」で構成されています。
またゼリー状の粘液も一緒に出てきています。
確かに、ネコちゃん自体が体をよく舐めています。グルーミングする事自体は決して悪くはなく普通の行為です。
しかし、舐めると同時に毛を殆ど飲み込んでしまっているようでした。
毛玉が原因で腸閉塞になる事もあります。たかが毛玉。されど毛玉です!
飼い主様にお話を聞くと・・・「ブラッシングは嫌がってしまう。」ということでした。
コームやブラシが難しいのであれば、手袋タイプもありますので、スキンシップと共にできるブラッシングをご紹介しました。
いろいろな種類があります。また値段も様々ですので実物を見て決められることをお勧めします。
画像はその一例です。手のひら側に凹凸があります。
夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。
著者 渡邉将道