犬の精巣(睾丸)が腫れている。(犬の精巣炎、精巣上体炎)②
2014年02月10日
前回の続きです。前回のブログはこちら「犬の精巣(睾丸)が腫れている。(犬の精巣炎、精巣上体炎)①」
精巣(睾丸)が腫れて激しい痛みを伴うため摘出手術を行いました。
摘出の為にメスを入れるとすぐに「膿」がどろっと出てきました。
膿を排出し左右の精巣を摘出術に入りました。
片方の精巣は陰嚢の内側に固着しやはり可動性がほとんどありません。
固着部は腐った精巣上体(精巣の一部の構造)が癒着したものでした。
摘出して分かったのですが、両方ともの精巣と精巣上体が膿んでいて腫れていました。特に片方は重度の精巣上体炎です。これは痛いはずです。
人でも精巣炎や精巣上体炎は激しい痛みや発熱を伴うことが多いようです。
術後、手術による痛みはあったものの、痛みの大本が無くなったため非常に元気になっていました。
次回は「精巣炎、精巣上体炎」について。少し詳しく。
摘出された精巣の画像を載せておきます。もちろん、ぼかしておきます。
夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。