猫が針を飲み込んでいたようです。緊急手術でした。

2014年02月18日

前々回のブログの続きになります。

ブログはこちら「猫の口から紐が出ていたので取ったら血混じりの嘔吐をしました。

前回とは内容がすっかり変わってしまったので題も変えました。今回の内容は一言で表すのであれば・・・

猫が針を飲み込み変な場所に刺さっているので緊急手術しました。

何故あんな場所に針が刺さってしまったのか?(前のブログの写真を見て下さい。)

僕が考えたストーリーは以下になります。

針の動きに注目です。おそらく食道内に残っていた針と糸。針先が口側を。糸が繋がっている方が胃側を向いていたと思われます。

口から出ている糸を引っ張ったことにより針先が食道にひっかかり、さらに引っ張ったことにより食道を貫通し背中の筋肉の辺りまで来ています。 (図のような感じです。)

体の表面からは針先は全く触ることが出来ませんでした。 しかし、針は胸を貫通しています。様々な血管や肺に影響が無いかが心配です。
まずは一般状態を確認です。いつもならば、お医者さんでは飛び上がるくらい嫌がるネコちゃんと言うことなのですが、すごくおとなしい。

やはり相当のダメージがあるようです。(当たり前!)

そして、まさか、針が摘出しやすいように動いていないか?と期待し再度場所を確認しましたが、やはり当初の場所と変わりないようです。

長時間放っておくわけにも行きません。時間は零時を回っています。 次の日まで待ってからの手術では麻酔のリスクが上がるだけだと判断し緊急手術を行い摘出しました。

非常に骨の折れる手術でした。画像は摘出した針です。直の縫い針と思われますが、実際は曲がっています。

猫の口から紐が出ていても何かが繋がっている可能性があります。むやみに抜かずにまず病院へ。

夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。

刺さっていた針

刺さっていた針