犬や猫にとってはクリスマスは危険でしかない説。
2014年12月24日
「犬や猫にとってはクリスマスは危険でしかない説」について書いていきたいと思います。
<チョコレートケーキ>
チョコレートの危険性に関してはほとんどの方がご存知だと思います。
カカオマスに含まれる「テオブロミン」が原因物質です。
ケーキに用いられるチョコレートはビタータイプが多く、カカオマスがたくさん含まれています。
よってチョコレート中毒になる可能性も高いと考えてよいでしょう。
食べた量も大切ですが、食べた動物の体重も大切です。
詳しくはこちら「バレンタインデーです!犬のチョコレート中毒についての詳細。」
<ブドウ系>
ケーキにトッピングされているブドウや干しブドウも避けるべきです。
犬では急性腎不全を引き起こす可能性があります。
詳しくはこちら「異物誤食まとめ②(犬編PART1)」
<チキン>
チキンは人だけではなく動物も大好きです。
しかし、骨を咬んだ際に鋭く縦に割れる傾向があります。
それを飲み込んでしまうと・・・。飲み込むときや吐き戻す際に胃や食道に突き刺さってしまったり・・・。
できたてのアツアツをすばやく持ち去られないようにするのも大切です。
動物は取られまいと飲み込んでしまう事がよくあります。
またアツアツは口や胃腸のやけどの原因になります。
飲み込んだ直後に悶絶して転げ回る動物を見ていると、クリスマスどころではなくなってしまいます。
<たまねぎ・にんにく等のにら科の植物>
ディナーには欠かせない食材です。
犬や猫にとっては毒性がありますが、食事を共有したいという想いからたまねぎやにんにく入りの料理を与えてしまい、後に気づくということがあります。
詳しくはこちら「犬と猫のタマネギ、ネギ中毒について。(本当の原因物質とは?)」
<普段食べ慣れないもの>
普段食べ慣れていないものをクリスマスだからということで・・・。
数時間後に嘔吐や下痢等の消火器症状を起こしてしまうことも珍しくありません。
いつものお食事をいつもの量与える事をお勧めします。
<ラッピングの紐やおもちゃのボタン電池・乾電池>
大切な方へのプレゼントラッピング。
喜ぶ姿を眺め終え、サンタさんの役割も終わりに近づきお掃除、お掃除っと・・・ぉ。
あれっ???無いっ!ラッピングの紐。
「明日になれば出てくるよ。」ってことでおやすみなさい。
数時間後、ワンちゃんやネコちゃんの嘔吐によるジングルベルで起こされる。
なんてことよくあります。
ボタン電池や小さな乾電池も同様です。金属の光沢が食欲をそそりますね。
おもちゃが動かないだけでなく、動物も動かなくなってしまいます。注意してください。
詳しくはこちら
「本日7日は午後休診です。(ゴールデンウィークは誤食の季節?)」
クリスマスパーティーを安心して楽しんでいただけるように。ちょっとした事を気に留めてあげてくださいね。
メリークリスマス♪
夜間緊急対応 日曜祝日診察 日進市 アニウェル犬と猫の病院 渡邉でした。