スーパー抗体酵素がすごいらしい。(狂犬病の治療に光)
2012年02月28日
今日は大きなニュースがありました。狂犬病の治療に大きな一歩です。
大分大学の宇田先生達による「スーパー抗体酵素」がすごいらしいのです。
僕もよく理解していないので、一応、軽く、触りだけです。自信ないです(汗
スーパー抗体酵素とは、狂犬病のウイルスだけ(狂犬病はウイルスによる疾患です。)を攻撃する酵素です。
名前から凄そうですね。イメージとしてはスーパーサイヤ人界王拳5倍位の攻撃力だと思っています。よって習得が相当難しそうです。
抗体で有りながら酵素作用を所有します。ところで抗体って・・・
ざっくりな説明ですが抗体とは、悪者を見つけ結合して弱らせたり、攻撃の目印になったり、攻撃する細胞をパワーアップさせる作用があります。(直接的な攻撃ではない。)
悪者の種類も無数なので僕たちの体の中には無数の種類の抗体が存在します。
そして様々な外敵(ウイルスや細菌)に対して対応できる様になっています。
一方で酵素はこの場合、ウイルスを破壊するための「道具」みたいな感じです。
抗体と酵素は別物なのですが、二つの役割を併せ持つ「スーパー抗体酵素」は悪者見つけてを確実に破壊するミサイルです。
すごいですね。まるでゴテンクスです。
日本では狂犬病は「予防注射」というイメージしか無いのですが、実際は何万人と言う人が世界中で亡くなってしまう恐ろしい病気です。
何故、予防接種が義務づけられているか。その理由が分かります。
この技術が治療法として確立される日を1日も早く期待したいです。そしていつか、狂犬病予防接種が不要になる日が来る事を切に願います。
夜間緊急対応 日曜祝日診察 アニウェル犬と猫の病院 渡邉でした。
画像提供:科学技術振興機構(JST)