犬と猫の異嗜・異物(いろいろな物を食べます。)
2012年05月19日
ある飼い主様が興味深い物(異物)を持参して下さいました。
ワンちゃんが食べて2日後に嘔吐して戻した物です。
家具の一部のようです。とげとげしています。
これだけの物が胃内に二日間入っていたと事も凄いのですが、嘔吐時に食道に刺さらなかった事の方が凄いと感じてしまいました。便の中にも確認できていません。
将に生体の不思議な柔軟さが為せる技です。
本人は病院内で愛嬌を振りまいていました(^-^)
異嗜の原因は正確には分かっていません。病気が関連していることもあります。行動学的な問題が原因のこともあります。本人としてはいたずらついでに、食べたくなったのかもしてません。いずれにしても繰り返す可能性がありますので継続的に注意していく必要があるでしょう。またエスカレートしていく場合、体調が思わしくない場合は病気が隠れていないかどうかの精査が必要だと考えます。
今回のケースは幸いにも症状等無く事を終えることができましたが、実際にはこのようなケースは希だと考えます。
動物は時として予想できない行動を起こします。
「そうさせない」事も大切なのですが、「起こってしまった」事にどう対応するかも非常に大切です。
どうして良いか判らない場合、判断に迷う場合はお気軽に御連絡ください。
夜間緊急対応 日曜祝日診察 日進市 アニウェル犬と猫の病院 渡邉でした。