初めて見ました。ブラック・ベンガル。(メラニスティック)②
2013年05月27日
昨日のブログでブラック・ベンガルについて書きましたが、今日はもう少し掘り下げて「ベンガルあるある」を書いていきます。
その起源は意外と意外でした。
ジーン・サグデンがベンガルヤマネコと黒い猫を交配させた個体がベンガルの祖先としては最初ですが、生まれてきた個体達は染色体異常からか繁殖能力が無かったそうで子孫を残すことが出来ず、この掛け合わせは頓挫しました。1963年の事です。
☆ ベンガルヤマネコとは野生化したネコの一種ことです。
その後、1973年にカリフォルニア大学にてネコ白血病の研究において先ほどと同じ掛け合わせが行われました。このときに生まれた八匹がジーン・サグデンに渡され繁殖が行われました。この八匹が現在のベンガルの子孫だと考えられています。
ちなみに日本のヤマネコ(イリオモテヤマネコ、ツシマヤマネコ)の二種はベンガルヤマネコを起源とすることが遺伝子検査により証明されています。
画像のベンガルさんは唐十郎演出の舞台演劇「ベンガルの虎」の物まねをしていたことから「ベンガル」という芸名になさったそうです。
夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。
☆行方不明のネコちゃんに関しての情報をお待ちしております。詳しくは「猫を探しています。ことらちゃん。情報求む」
<参考文献等>
イエネコ・ヤマネコの祖先・未来:増田隆一 生命誌21号Vol.6
猫種大図鑑 ペットライフ社
日本タレント名鑑 VIPタイムズ社
投稿 渡邉将道