犬の食糞について。(食糞の原因を考える。)
2013年10月01日
「犬の食糞」はよくあるトラブルの一つです。
ワンちゃんは雑食性です。なんでも食べます。
とはいっても、人間と生活していく上でうんこを食べてしまうのは衛生上良いことではありません。
なぜうんこを食べてしまうのか?原因と対策(治療も含めて)について考えてみます。
実際は様々な事が原因となり得る可能性を持っています。
<原因>
①「遊び道具、好奇心で口の中に入れてしまう場合。」
子犬の場合、興味のある物で遊び、対象を口に入れる事は成長の過程として自然な事です。
②「体に異常がある場合。」
ビタミン・ミネラル不足・消化酵素の分泌が足りなかったり、病気、先天的な異常などが有る場合。
③「ご飯に不満がある場合。」
匂いや種類、量などに不満がある場合。「ご飯を変えたらうんこを食べ始めた。」なんて話もよくあります。
④「行動学的問題」
かまって欲しくて、気を引きたくて食べてしまう。(満たされないストレスの反動)
食べると怒られる事を学習して怒られる事を回避するために食べる。
食糞自体が習慣や儀式になっていて食べる事で安心できる。(生後の劣悪な環境が原因の場合も)
☆大きく分けると上記四つに分けられます。何が食糞をさせている原因なのかを見極める事が大切です。
次回は治療編です。それぞれの原因に対応した対策を書いていきます。
画像クリックしてみて下さい。(写真ワンちゃんとブログ内容は関係有りません。)
夜間緊急、日曜祝日も診察対応。日進市の動物病院。アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。
著者 渡邉将道