犬がお尻を気にしてこするように歩く。(肛門腺貯留に注意)
2011年12月16日
わんちゃんがお尻を床にこすりつけながら歩くんです。というお話を伺いました。
ワンちゃんの肛門腺を絞ろうとしたのですが、どうも左右均等ではないのです。左側が明らかに大きい様子。
やさしく、痛みを感じないように絞ってみると→画像参照
かなりの量でびっくりしました。片側からこれだけの量が除去できたのは初めてです。
出てきた物の性質が粘調性が高く本人の力では排出が難しいことが理解できます。
肛門嚢破裂の一歩手前だったのでしょう。
飼い主様のお話では「おしりスリスリ」をよくしていたそうです。
画像の様に後ろ足を広げて、前足だけで歩きます。
見た目はかわいいですが・・・。
「おしりスリスリ」は肛門腺が貯まってきている合図だと思って下さいね。
年末年始も通常通り!夜間緊急、日曜祝日も診察。日進市の動物病院、アニウェル犬と猫の病院の渡邉でした。