キャット・フレンドリー・クリニックとは
猫の飼い主様が動物病院を選ぶ際の道しるべとなるよう、国際認定機関である国際猫医学会(ISFM)によって確立された「猫にやさしい病院」の国際基準の規格です。
「キャット・フレンドリー・クリニック」の認定基準にはゴールド・シルバー・ブロンズの3つのレベルが設定されており、アニウェル犬と猫の病院はゴールド認定を取得しています。
国際猫医学界(ISFM) https://icatcare.org/キャット・フレンドリー・クリニックの基準
・猫特有のニーズを理解し、猫にとってより優しい病院になるよう努力する。
・優しく親身にかつ、思いやりのある方法で猫を扱うことを心得る。
・猫の病気の診断・治療に必要な水準を満たした設備を有する。
・猫専用の診察室・入院室があること。
・感染症の猫を隔離することができ、より高レベルでの病気の管理ができる。
☆上記の項目に加え様々な数十項目を満たすことが必須となります。
猫に優しいポイント
①犬猫完全独立診療
ワンちゃんの匂いや鳴き声が苦手なするネコちゃんが、よりリラックスして受診できるように、猫専用の受付や待合室と、察室を設けています。
- 猫専用受付
- 猫専用待合室
- 猫専用診察室
②リラックスできる待合室・診察室
ネコちゃんが少しでもリラックスできるように散布型のフェリウェイ(ネコちゃんを安心させるためのフェロモン製剤)を使用しています。 これにより、ネコちゃんの緊張をほぐし、待合室や診察室でのストレスを軽減するお手伝いをしています。
③ブランケット・バスタオルをご用意
ネコちゃんのためのブランケットやバスタオルをご用意しております。 怖がりな子や他のネコちゃんの視線が気になる子はブランケットやバスタオルを被せることでリラックスすることが多いです。必要な方はスタッフまで声がけください。
③ネコちゃんに関して知識豊富なスタッフ在籍
当院はネコちゃんの扱いを熟知しているスタッフが在籍しており、なるべくストレスが少ない診察を心掛けています。
猫を病院に連れていく方法
キャリーに慣れる方法と選び方
キャリーケースは、病院に行くときに使うことが多いので、ネコちゃんにとっては「キャリー=病院(嫌な場所)」となってしまうことがあります。 次の方法で、ネコちゃんにとって『キャリー=居心地の良い場所』に変えていくことができます。
①普段の生活にキャリーケースを取り入れる
普段からネコちゃんの過ごす部屋にキャリーケースを置き、隠れ家として使えるようにしましょう。
②選ぶべきキャリーケース
上半分が外れるプラスチック製のキャリーケースがおすすめ。
中にはお気に入りの毛布やおもちゃを置いておくと良いですよ。
③キャリーでの食事や遊び
キャリーケースでご飯を食べさせたり、遊ばせたりすると、ネコちゃんがキャリーに慣れます。
④通院時
キ来院時にはキャリーケースを布などで隠すと、ネコちゃんがより安心して移動できます。
動物病院で暴れてしまう子を落ち着かせる方法
洗濯ネットを使う
ネコちゃんを病院に連れて行く前に、洗濯ネットを使う方法を試してみましょう。洗濯ネットを使うことで、愛猫が安心して過ごせる環境を作ることができます。
洗濯ネットは、獣医師もおすすめしている方法で、脱走の心配がなく、診察もスムーズに進めることができます。
洗濯ネットを使う際のポイントは、愛猫をネットに頭から入れることです。全身を包み込むようにすると、愛猫も落ち着きやすくなります。
一方、キャリーバッグに入れる際は、お尻から入れるとスムーズに入ることができます。
ブランケット・バスタオルを活用
待合室では、ネコちゃんの不安を和らげるために、キャリーバッグにブランケットやバスタオルをかけてみましょう。
これにより、他の飼い主様や動物の姿が見えなくなり、ネコちゃんが落ち着きやすくなります。また、優しく声をかけることも大切ですので、落ち着かない場合は優しく声をかけてあげましょう。
ネコのフェイシャルフェロモン製剤
ネコちゃんをキャリーケースにいれる10~20分程前に、キャリーケースの内部にスプレーしてあげてください。
効果には個体差がありますが、落ち着かせる効果があります。